加古川食品衛生協会

お知らせ

ノロウイルスによる食中毒を予防しましょう

食中毒予防のために、手洗い消毒をしましょう

1.石けんをつけて手のひらを合わせて十分泡立てます 2.手の甲を洗います 3.指先、爪の内側を洗います
4.指のあいだも洗います 5.指と手のひらをねじり洗いします 6.手首もしっかり洗います
7.その後、十分に水で洗い流し清潔なタオルでよく拭き取って乾かします

ノロウイルスの特徴

乳幼児から成人まで幅広い年齢層に、胃腸炎をおこすウイルスです。ヒトの小腸粘膜でしか増殖しません。特に冬季に多いですが年間を通じて発生しています。
ノロウイルスが付着した加熱不十分な食品や、ウイルスを保有している調理従事者などの手から二次汚染された食品を食べたとき、ウイルスに汚染された二枚貝等を生や加熱不十分なままで食べたときに感染します。
また、正しく処理されなかった吐物、ふん便からも感染します。ノロウイルスはとても軽いため、空中に浮遊したり、いろんなところに付着します。

ノロウイルスによる食中毒の症状

症状:おう吐、下痢、発熱(38℃以下)、腹痛など風邪に似た症状
潜伏期間:ウイルスが体内に入ってから約24時間~48時間
回復:大人では1日~3日程で回復

症状が治まってもふん便中にウイルスを排出することがありますので、二次感染しないように注意が必要です。
体力のない高齢の方やお子さんは脱水症状を起こすこともあります。水分を十分に補給しましょう。

ノロウイルスによる食中毒を防ぐためのポイント

ポイント1 食事の前、調理の前、トイレ使用後などには必ず石けんと流水でこまめに手を洗う。
ポイント2 手洗いの後、使用するタオルは清潔なものを使用する。
ポイント3 調理器具は十分に洗浄、消毒する。(熱湯消毒、塩素系漂白剤に10分程度浸す)
ポイント4 食品は十分加熱する。(中心部85℃ 1分以上)

二次感染を予防するために

目に見えないノロウイルスは手指などを介して二次汚染の原因となります。手洗いを日常的に徹底してください。また、消毒用エタノールによる消毒は効果が無いので、石けんと流水でよく落とさなければいけません。
おう吐物などを片づける際は、ビニール手袋・マスクなどを着用しましょう。おう吐物は使い捨ての布やペーパータオル等で包むようにふきとり、すぐにビニール袋に入れて処分します。床とその周辺は0.1%次亜鉛素酸ナトリウムをしみ込ませた布やペーパータオル等でふきます(要換気)。消毒が徹底されていないと、おう吐物の乾燥後、ノロウイルスが浮遊拡散し感染が拡大します。片付けが終わったら石けんでよく手を洗い、うがいをしましょう。